パッシブ・ソナーには、潜水艦艦首ソナー(アクティブ式共用)や、潜水艦曳航式のS-TASS、駆逐艦曳航式のTAC-TASS、音響測定艦曳航式のSUR-TASS、海底ケーブル式のSOSUSなどがある。
潜水艦艦首ソナー
潜水艦ではパッシブ・ソナーは、減速機やスクリューなどの騒音源から離れた場所で、進行方向でもある艦首(バウ)付近に設置される。艦首部分にアクティブ・ソナーと共用で送受波器多数を球状に配置し、個々の受波器が受ける音波の感度差や時間差から、音源の方位を三次元的に計測することができるようになった。
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TASS
航走中に艦尾付近に設置したウインチから長いワイヤーに取り付けられた多数の受波器により構成されるTASS(Towed Array Sonar System、曳航ソナーアレイシステム)を後方に繰り出して、自らによる騒音の影響の少ない離れた場所で音を捉えたり、艦体の受波器との間で長い距離(基線長)を稼ぎ、水中音波の到達時間差による測距の精度を高めたりすることができる。曳航ワイヤーが艦尾スクリュー・プロペラに巻き込まれないように曳航時にだけシース(鞘)が船体から伸ばされる構造のものが多い。
設置位置による名称など
船底に設置するハル・ソナー、艦首に設置するバウ・ソナー、艦尾から水中に下ろすか曳航する可変深度ソナー、などがある。